ヒレタゴボウ対策について
ヒレタゴボウとは
熱帯アメリカ原産の帰化植物で、管内の水田で近年発生が増加しています(写真①)。中干し後の7~8月にかけて急速に成長し、草丈は1メートル以上にもなります。黄色の花(写真②)が特徴で、秋には大量の種子を落とします。
長期間にわたり発生が続くため、植え付け直後の初期除草剤だけでは発生を抑えることが難しく、中干し直後に中後期除草剤を使用する必要があります。中干し期間中に幼植物(写真③)が多く見られた場合は、防除を行ってください。
本年に発生が見られた水田では翌年も発生し、その数も大幅に増加します。1株で非常に多くの種子(千~万単位とも)を生産し、初期の除草だけでは防除しきれないため、中干し前後に中後期除草剤の散布を徹底することが必須です。本年に発生した水田を記録し、来年の防除に備えましょう!
効果のある薬剤
商品名 | 剤型 | 使用薬量 /10a |
推奨処理時期 (ヒレタゴボウの草丈) |
収穫前日数 |
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ウィードコアジャンボSD | ジャンボ剤 | 200g | 10㎝~15㎝まで | 収穫60日前まで |
レブラス1キロ粒剤 | 粒剤 | 1㎏ | 7cmまで | 収穫60日前まで |
バサグラン粒剤 | 粒剤 | 3~4kg | 20~30㎝まで | 収穫60日前まで |
クリンチャーバスME液剤 | 液剤 | 1000㎖ | 30㎝まで | 収穫50日前まで |